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【ルール解説】ドミニオン(Dominion)【ボドゲ紹介】

【ドミニオン(Dominion)の基本情報】

推奨人数 2~4人
対象年齢 14歳~
プレイ時間 30分
ジャンル カード、心理戦
難易度 ★★☆☆☆
箱のサイズ 縦30cm 横30cm 高さ8cm
参考価格 4500円

★ゲーム概要~ドミニオンってどんなゲーム?~★

プレイヤーは領主となって自分の所持する領地をドンドン大きくすることを目指すカードゲームです。

タイトルにもなっている「ドミニオン」とは「領地」という意味。

 

カードで構築された山札があなたのデッキ「ドミニオン(領地)」となります。

最初は少ないお金と小さな屋敷しかない貧相なドミニオンですが、その財源を使用していく事で更なるお金を手に入れ、建築物を作り、ゲームが進めば進むほどあなたのドミニオンは広大で豊かな状況になっていく事でしょう。

 

ドミニオンはあなたのデッキなので、富は富を呼び込み更なる繁栄をすることができます。

 

最終的に自分のカードが持っている「勝利点」が一番多いプレイヤーが広大な領地を治める事ができるのです。

 

人気があり過ぎて追加の拡張版が10種類以上発売されています。

その理由は2009年の「アラカルトカードゲーム賞」「ドイツゲーム賞」「ドイツ年間ゲーム大賞」を全て受賞しており、世界史上初となるドイツゲーム3冠を獲得したモンスター作品。

ボードゲーム大国であるドイツでこの偉業を達成した作品は未だに存在していません。

 

基本セットである当作は品薄状況が常に続いている為、在庫はプレミア価格で発売されているほどです。

 

手に入れる事ができれば相当ラッキーですね!

 

当記事にて「ドミニオン」のルール解説と、

プレイするにあたって知っておいた方がいい事について紹介しています。

 

 

★ドミニオンに入っている物★

■カード500枚(内訳)

・基本財宝カード

銅貨60枚 銀貨40枚 金貨30枚

 

 

・基本勝利点カード

屋敷24枚 公領12枚 属州12枚

 

 

・呪いカード30枚

 

・王国カード

「市場」「衛兵」「改築」「家臣」「鍛冶屋」「金貸し」「議事堂」「玉座の間」「研究所」「鉱山」「工房」

「山賊」「祝祭」「商人」「職人」「書庫」「前駆者」「地下貯蔵庫」「堀」「魔女」「密猟者」「民兵」「村」

「役人」「礼拝堂」(各10枚ずつ) 「庭園」12枚

 

 

・ランダマイザ―カード 26枚(全ての王国カードの裏面が青色のカード)

 

 

・ブランクカード 4枚(カードを紛失した場合に書き込んで使用できるカード)

 

 

■廃棄置き場マット

■収納トレー(外箱自体がカード入れ)

■インデックスシート

■ルールブック

 

 

★ざっくりルール紹介★

自分のデッキ(山札)を作る

最初自分の山札は10枚の貧弱なデッキですが、ゲームが進む毎にどんどん枚数が増えていきます。

強力なカードや領地を効率よく組み込んでいきましょう。

 

 

手札からカードを使用

「王国カード」と呼ばれるゲームを有利に進めるカードを手に入れる事が出来たら、それを使用します。

使ってもターンが進むにつれて手札に戻って来るので、出し惜しみせずガンガン効果を発揮していきましょう。

 

 

必要であればカードを購入

コストを支払える「コイン」が貯まってきたのであれば、強力な「王国カード」を購入する事ができます。

購入したカードはデッキに組み込まれ、ゲーム中に強力な効果であなたを援護してくれます。

欲しいカードはすぐ確保!

 

 

 

ゲーム終了までにできるだけ勝利点を稼ぐ

ゲーム終了までに「勝利点」となる領地のカードをたくさん獲得します。

これからのカードは所持していても直接ゲームの進行には関わりませんが、最終的に多く所持しているプレイヤーが勝者となります。

 

 

★詳細ルール徹底解説★

ゲームの準備

各プレイヤーは「屋敷」3枚と「銅貨」7枚、計10枚のカードを受け取りシャッフル。

 

これを自分のデッキとします。

 

 

26種類中17種類のカードを個々に分け並べます。

この内「銅貨」「銀貨」「金貨」「屋敷」「公領」「属州」「呪い」の7種類は「基本カード」と呼ばれ、ドミニオンを遊ぶ上で必ずゲーム中に登場するカードです。

 

 

残りの10種類のカードは「王国カード」と呼ばれ、ゲーム毎に登場するカードが変わります。

選び方としては全17種類の「王国カード」の中から「ランダマイザ―カード」というカードを使用してランダムに選択します。

 

 

全てのカードはまとめて「サプライ」と呼ばれます。

ゲーム中よく出てくる単語の為覚えておきましょう。

 

そして自分の山札からカードを5枚引いて手札とします。

初期手札は「銅貨」と「屋敷」しか入っていない為行動の選択肢は少ないですが、ゲームを進めるにしたがってデッキ枚数が増えていきます。

 

プレイヤーは手番毎に以下の3つの行動が可能。

頭文字が「ABC」となっているので覚えやすいです。

 

アクションフェイズ(Action phase)

「アクションカード」を手札から原則1枚使用する事ができます。

カードの下側にアクションと記載のあるものが「アクションカード」です。

 

プレイを宣言し場に出すことで効果を発揮します。

 

「アクションカード」の中には自身の行動回数を増やせる効果を持つものがあり、ゲームを有利に進める事が可能。

使用する順番によりコンボになる組み合わせがあるので手札とよく相談してから効果の発動をしましょう。

 

 

購入フェイズ(Buy phase)

欲しいカードを「コイン」を支払う事で「サプライ」のカード群から原則1枚購入する事ができます。

 

フェイズの始めに手札の「財宝カード」を好きな枚数プレイする事ができます。

「財宝カード」はカードの下側に「財宝」と記載があります。

プレイした「財宝カード」によりそのターンに使用できる「コイン」を手に入れる事ができるのです。

入手できるコインの枚数は「財宝カード」の真ん中と上部の左右に記載があります。

 

欲しいカードの左下にある数字が購入に必要なコインの数。

購入したカードはすぐに手札には来ず、一旦は使用したカード置き場である「捨て札」となります。

この捨て札のカードはゲームを進める内に新たなデッキとなり、ターンが進むと手札からプレイする事ができます。

 

「アクションカード」の効果によって購入回数を増やす事ができるので、状況によっては複数枚のカードを購入する事も可能です。

 

 

クリーンアップフェイズ(Clean up phase)

プレイした「アクションカード」と「財宝カード」、それに「手札に残っているカード」を全て捨て札とします。

 

その後に自身のデッキからカードを5枚引き新たな手札とします。

もしデッキが5枚以下の場合は、捨て札にあるカードを全てシャッフルし新たな山札として5枚になるようにカードを追加で引きます。

 

ここまでが自分の手番で行える事です。

自分の手札に来たカードはターン終了時に全て捨て札となる為、協力なカードが来た場合は出し惜しみせずガンガン使っていきましょう。

 

余剰分の「アクション」「購入」「コイン」の権利は全て破棄され、次のターンに繰り越される事はありません。

 

 

ゲームの終了条件

①「サプライ」のカード群から「属州」のカードが無くなっている。

②もしくは「サプライ」の山札のどれか3つが無くなっている

上記のどれかが満たされた場合即座にゲームの終了となります。

 

「手札」「デッキ」「捨て札」にある自分の所有カードを全て集めて、そこに記載のある「勝利点」を合計します。

基本的には「屋敷」「公領」「属州」カードに記載のある「勝利点」を数えます。

中には「勝利点」の代わりになる「王国カード」も存在します。

 

「勝利点」が一番多いプレイヤーが領土(ドミニオン)を治めた、つまり勝者となります。

 

★ドミニオンに最適なカードスリーブ★


ドミニオンのカードサイズは「91mm×59mm」の為「ユーロサイズ(94mm×61mm)」と呼ばれるカードスリーブがピッタリです。

 

「ハードタイプ」であればしっかりカードを保護できます。あとシャッフルがやりやすい。

「ソフトタイプ」は値段は安価ではありますが、柔らかい素材の為長期的な保護には不向きです。

 

ドミニオン基本セットのカード枚数は「500枚」なので、「ハードタイプ(50枚入り)」であれば10セット。

「ソフトタイプ(100枚入り)」であれば5セットで全てのスリーブを揃える事ができます。

 

画像は「ハードタイプ」の物。

かなりの量です(笑)。500枚全部装着が終わるまで30分以上かかりました(笑)

 

ドミニオンはカードのみのゲームの為プレイ毎に傷みやすく、長持ちさせたいのであればスリーブは必須となります。

 

ドミニオンの拡張版

かなりの数の拡張版が発売されています。しかもなんと全て組み合わせて遊ぶ事が可能!

カードの効果を覚えるのがとても大変ですね(笑)

全て把握できたら大会に出るのも面白そうです・・・

 

第1弾 ドミニオン拡張セット 陰謀 (Intrigue)

第2弾 ドミニオン拡張セット 海辺 (Seaside)

第3弾 ドミニオン拡張セット 錬金術 (Alchemy)

第4弾 ドミニオン拡張セット 繁栄 (Prosperity)

第5弾 ドミニオン拡張セット 収穫祭 (Cornucopia)

第6弾 ドミニオン拡張セット 異郷 (Hinterlands)

第7弾 ドミニオン拡張セット 暗黒時代 (Dark Ages)

第8弾 ドミニオン拡張セット ギルド (Guilds)

第9弾 ドミニオン拡張セット 冒険 (Adventures)

第10弾 ドミニオン拡張セット 帝国 (Empires)

第11弾 ドミニオン拡張セット 夜想曲 (Nocturne)

第12弾 ドミニオン拡張セット ルネサンス (Renaissance)

第13弾 ドミニオン拡張セット 移動動物園 (Menagerie)

ドミニオンデュアルセット 錬金術&収穫祭 (Dominion: Alchemy & Cornucopia)

ドミニオン デュアルセット 収穫祭・ギルド (Dominion: Cornucopia and Guilds)

圧巻の作品数です(笑)

どーーーーーーーーーーーーしても基本セットが手に入らない方に対してのオススメなのですが、

「ドミニオン 基本カードセット」は基本的なカードが梱包されています。

基本セットが手に入らない場合はこちらと拡張版を購入する事でもドミニオンを楽しむことができますよ。

まぁ絶対「基本セット」を購入できた方がコスパはいいです。

★プレイ感想、レビュー★

カードだけのゲームにしては高額、かつ外箱がめちゃめちゃでかいですがゲームの面白さは保証済み。

一世を風靡した「マジック・ザ・ギャザリング」や「遊戯王」を彷彿とさせる王道のカードゲームという感じ。

 

一般のカードゲームは高額で強力なレアカードを基準にデッキを構築していくわけですが、ドミニオンはゼロから構築する必要がある為全員が平等。

狙って欲しいカードを手に入れる事が可能の為、純粋に自分の戦略を取り入れる事ができます。

現実世界では手に入らないカードがありますが、ドミニオンでは頑張れば手に入れる事が可能です。

 

基本セットだけでもこの面白さなのが怖い・・・

これに加えて10種類以上の拡張セットが発売されているので、ハマった方は沼確定です(笑)

 

勝利する為にはゲーム中役に立たない「勝利点」を持つカードを獲得する必要があります。

持っていてもなんのメリットも無く、このカードばかり集めていてもゲームを有利に進める事ができません。

 

序盤は強力な効果を持つ「王国カード」優先で集めて、そろそろ終盤という頃合いになったら「勝利点カード」を集めていくのがセオリーとなりそうです。

 

店頭等で見つける事が出来たら、迷わず購入をおすすめできる傑作ですね。

 

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